川崎と言えば?
『ともこさんって、どこから来たの?どこに住んでたの??』
今の職場に赴任したときに、よく訊かれた質問の一つ。
「神奈川の川崎ですよ~」って、笑顔で返答する私。
なんとなくの表情から読み取りますに、”川崎って名前は聞いたことがあるんだけど、あまりよく知らない街”、そんな印象です。
観光スポットでいうと、川崎大師ですかね、あとはラゾーナ川崎。
スポーツだと川崎フロンターレ、あと古くからプロ野球をお好きな方は、ロッテオリオンズとか...
経済に興味のある方ですと、川崎と言えば、東芝とか富士通とかをイメージされる方も多いみたい。
関東以外の方からすると、『おおよそ、東京の近くの町』くらいで、ぶっちゃけた話が川崎だろうが相模原だろうが、大和だろうが、そんなに変わらないのかな、なんて気もしないでもないです。
神奈川でも横浜は別格で、だれでも知っていてあこがれの街ですけど、それ以外はあまりよく知らない、イメージできないって方が多いかな。
でもせっかくだから、私としては「川崎アピール」したいワケですよ。
だから、関東に行った際にはお土産として、有明ハーバーみたいな横浜土産ではなく、東京ばな奈みたいな東京土産でもなく、極力、川崎に馴染みのあるものを買っていこう!そう心に決めたワケです。
川崎名物の代表格、久寿餅
さて、そんな川崎土産を買うべく、向かいました先は川崎駅の東口。
東口の地下に広がる地下街には、飲食店はもちろん、川崎の銘菓を販売しているお店もいくつか。
そんな中の一つが、こちら。
和菓子のお店です。
川崎大師の表参道にあるお店が有名ですが、アゼリアにも店舗があるので、駅前で住吉さんの銘菓が買えるってのは、助かりますね。
ショーケースには、いろんな和菓子が並んでいます。
テイクアウト専門の店舗で、イートインスペースはありません。
住吉さんと言えば、大師前の黄色い看板が目印ですからね、お店の色を意識したカラーの袋に入れてくださいました。
早速、いっただっきまーす♪
・花小箱(450円:税込み)
住吉さんと言えば、”くずもち”。
世間一般では、くずもちと言えば、”葛餅”を想像するかと思います。葛餅は、葛粉を使用した和菓子ですね。
小麦粉からグルテンを分離させた後の浮き粉を発酵させたものが、葛餅。
でも、住吉さんのくずもちは、「久寿餅」。小麦粉から精製したデンプンを乳酸菌で発酵させたものです。
だから、川崎のくずもちには、葛粉は入っていないのです。
上紙を取ってみますと、中にもピンクのかわいらしい箱。
中身は、久寿餅はもちろんですが、黒みつ、きなこ、そして花をあしらった陶器の小皿にフォーク。
なんかオシャレでしょ。
久寿餅、取り出してみました。
そうそう、葛餅は透明ですけど、久寿餅は白いんですよね♪
そして久寿餅は、すっごい弾力のある、ぷりんとした食感なのです。噛んでいくと、”ぷに~ん、パッ”って切れる感じ...あ、わかりにくいですね。
徐々に力を入れて噛んでいくと歯が入り込んでいって、ある瞬間に切れるんです。
黒蜜ときなこをかけてみました。黒蜜の量が多くてびっくり。
えっといきなり全量かけると、小皿からあふれますので、気を付けてくださいね。
黒蜜ときなこ、どこかであったような...信玄餅だ! そう思った瞬間、信玄餅にしか思えなくなってきた。口の中で下の上に広がる味は間違いなく、同じ。
まぁ、食感がね、久寿餅の方が弾力あってぷりんぷりんですけど。
久寿餅は発酵食品なので、何もつけずに食べると、ちょっと酸味と臭みが感じるのですが、黒蜜ときなこで、それは完全に消えます。
すっごい心地よい食感で、黒蜜の甘さも素敵で、お茶うけにピッタリですよ。
この小箱に入って、陶器のお皿の入った「花小箱」はお世話になった方へのちょっとした御礼に良さそうです。
厄除け饅頭もおすすめ
せっかく住吉さんの店舗にきたしと、もう一つの名物も購入。
厄除け饅頭です。
・厄除まんじゅう(白)(1個130円:税込み)
ふんわりとやわらかめの皮の中には、しっとりした生地。
そして、白は中にこし餡が入っています。餡もしっとりで、甘さもそこそこあります。昔懐かしい味ですね。
・厄除まんじゅう(茶)(1個130円:税込み)
こちらもやわらかい皮で、しっとりの生地。
中はつぶし餡。粒あんじゃなくて、微妙につぶした、つぶし餡。こちらの方がよりお豆さんの風味を味わうことができます。
私はつぶし餡の方が、豆らしさを感じて良いかな。ま、このみの問題ですけど。
厄除まんじゅうは、入り数によって値段の異なる箱入りのものも販売されているので、それは正にお土産にピッタリ。
まぁ、食べただけだと普通のお饅頭だから、川崎らしさは感じないけど...って、それはどこのお土産でもそうかな。
うん、美味しかった。ごちそうさまでした。
今後も関東のお土産、神奈川のお土産ではなくて、意思して川崎のお土産を購入しよう、そう心に誓った私でした。
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