川崎と言えば、東芝の企業城下町
川崎駅西口に、でーん！とそびえる複合商業施設、「ラゾーナ川崎」。
あの場所って、昔は東芝の川崎事業所だったんですよね。
ショッピングモールの隣にある、ラゾーナ川崎東芝ビルには、東芝の川崎本社事務所が入っていますし、東芝キヤリア、東芝デジタルソリューションズ、東芝インフラシステムズ、東芝エネルギーシステムズ、東芝エレベータ、東芝プラントシステムの本社もあります。
そして、幸区にも、第二京浜（国道1号線）沿いに東芝小向事業所がありますよね。国道の小向東芝町の交差点から御幸公園まで、広い敷地が続いています。調べてみたら、東芝小向町って、21.8 haもあるんですって。
今は、上述のラゾーナ川崎東芝ビルで「東芝未来科学館」となりましたが、2013年まで「東芝科学館」として、小向事業所の中にありました。
言ってみれば、川崎ってのは東芝の城下町って言えるかと思います。
え！？壊してる？？
先日、仙台から川崎の主人のところに戻ったのですが、所用で、川崎駅ラゾーナ広場からバスに乗りまして、上平間方面に向かっておりましたところ、東芝小向事業所の前を通りすぎたところ．．．
東芝小向事業所（国道側から）
あれ？何やら工事をやっています。
東芝小向事業所（古市場のバス通り側から）
御幸公園の交差点を左折して、上平間へと向かうバス通りから見てみると、なんと建物を破壊しているではありませんか！？
えー？？？ひょっとして、小向事業所縮小？ 東芝のR&Dセンターに何かが起きた？？
ちょっと焦りましたですよ．．．
ネットで調べてみましたら、
東芝、研究開発拠点新設に340億円 AIなど成長加速｜日本経済新聞
東芝は約340億円を投じ、小向事業所（川崎市）の敷地内に新たな研究開発拠点をつくる。周辺の拠点を一部集約し、現在よりも延べ床面積で約2.7倍、収容人数で2倍強の最大の開発拠点にする。不正会計問題や米原発子会社の巨額損失などで経営危機に陥ったが、足元では経営再建が進んでおり、成長投資を加速して人工知能（AI）などの開発に注力する。
なるほど、新しい拠点をつくるとのことで、安堵しました。
同事業所内にある中核拠点の「研究開発センター本館」の一部を解体し、約60年ぶりに建て替える。新拠点ではAIや次世代の暗号技術「量子暗号通信」などのセキュリティー技術を巡り、基礎研究から運用まで対応できる人員を配置する。
新拠点は2022年1月に着工し、23年4月の稼働開始を目指す。12階建ての高層棟と4階建ての低層棟とで構成し、延べ床面積は計約7万2500平方メートル、収容人数は約3000人となる計画。事業所内に点在している研究開発の施設や、首都圏に分散している拠点も集約する方針という。
縮小どころか、真逆の拡大なのですね。
小向事業所内に先端研究開発のランドマーク「研究開発新棟（仮称）」を建設
東芝のHPにも出ていました。
小向の辺りって、鹿島田駅から遠いのが難点ですけど、自転車があれば十分に生活できますし、川崎駅はもちろん、蒲田駅もそれほど遠くありません。
川崎駅にはバスで一本で出られますし、コンビニやスーパー（マルダイさん）、ホームセンター（コーナンさん）、そしてブックオフもありますしね、便利なところだと思います。飲食店は．．．それほど充実しているとは言えないかもしれませんが、個人経営のお店が点在していますし、最近、味噌ラーメンの田所商店さんができましたよね。
小向事業所に人が集まってくるということですから、それに伴って、この周辺に転居される方なども出てくるのではないかと。
ちょっと今、東芝さん、大変な時期みたいですけど、頑張ってほしいです！
東芝、そして小向周辺のこれからの発展に期待しています！！
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