単なる和食じゃない! クリエイターのご主人がつくりだす、空間に圧倒されます♪|鮨 ふくじゅ

周辺情報
前菜盛り合わせ|横浜 鮨 ふくじゅ

横浜駅西口に8月オープン♪

お盆ですね、夏休みですね。でも新型コロナウィルス感染症、再拡大ということで、遠出の外出はできずじます。
今年も帰省せずに関東祈りの我が家です。あ、仙台と関東は移動していますけど。

遠出の旅行は無理だけど、ちょっと外出ということで、久しぶりに横浜に行ってみました。
夕食もそのまま、横浜で♪

川崎市民の穿った見方かもしれませんが、なんか横浜って、県外の方から羨ましがられるように思いません???
他方、川崎って、なんか怖い街というイメージが...意識し過ぎかもしれませんが。

さてさて、そんな羨ましがられる素敵な横浜でディナー♪
横浜駅の西口から、横浜西口一番街の方へ徒歩5分ほどのビルの5Fにあるのが、こちらのお店。

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後から教えていただいたのですが、なんと!8月の頭にオープンしたばかりのお店です。

ビル入口の看板|横浜 鮨 ふくじゅ

ビル入口の看板|横浜 鮨 ふくじゅ

ビルの5Fにあります。

店舗入口|横浜 鮨 ふくじゅ

店舗入口|横浜 鮨 ふくじゅ

エレベーターを下りると、こんな感じ。
おっと、なんか重々しい感じで、ちょっと入るのに勇気いるゾ(汗)
勇気を振り絞って開けてみますと、感じの良い店員さんがお出迎え。

店舗内観|横浜 鮨 ふくじゅ

店舗内観|横浜 鮨 ふくじゅ

店内、厨房を囲むようにL字型のカウンター席。
左手奥には、個室のテーブル席もありました。

できたばかりのお店ということで、カウンターも厨房も綺麗ですネー。

クリエイター!?なご主人が創出する空間が凄い

まずは、ビールでカンパーイ♪

生ビール(1,100円:税込み)

生ビール|横浜 鮨 ふくじゅ

生ビール|横浜 鮨 ふくじゅ

銘柄はアサヒのスーパードライ。コクもキレもあって、汗かいた夏の日に最高の相性。
なんかね、すっごく泡が滑らかだったの、注ぎ方が巧いんだろーなー。

刻の一滴(芋焼酎)(1,100円:税込み)

刻の一滴(芋)|横浜 鮨 ふくじゅ

刻の一滴(芋)|横浜 鮨 ふくじゅ

“ときのいってき”って、読むんですって。
確かに間違いなく、芋焼酎の味と香りがするんですけど、すごく爽やかなの。なんかウィスキーかワインみたいな洋のテイストがあるのね。
で、よくよく聞いてみますと、厳選したフランスの白ワイン「シャルドネ種」のワイン樽で貯蔵しているんですって。
なるほど、どおりでフルーティな透き通った香りがするのね!

さてさて、お料理開始。目の前でご主人がお寿司を握って・盛り付けてくださいます。

今日のお料理は、大大大奮発!
特上おまかせコース(15,000円:税込み)

前菜盛り合わせ

前菜盛り合わせ|横浜 鮨 ふくじゅ

サザエのしぐれ煮、生湯葉とイクラとトンブリ、サメ軟骨の梅水晶、鱧の湯引き、黄金鰻ざくの5点盛り。
生湯葉が滑らかで、上に乗っているイクラとトンブリのプチプチ食感&塩味とすごくマッチしてました。
うざく、ウナギとキュウリの酢の物ね、これが夏場にピッタリのサッパリ料理。上には金箔がかかってました、なんとも贅沢!

お寿司のお皿|横浜 鮨 ふくじゅ

お寿司のお皿|横浜 鮨 ふくじゅ

まず、いくつかお寿司を握っていただいたのですが、こんな感じに、カウンターの上の黄金色のお皿に乗せてくださるのです、もうこれだけでテンション↑↑ですよ。

シャリは赤酢をつかっていて、ちょっと色がついていました。香りも味もマイルド&まろやかでしたよ。
(女性だから意識してくださったのかもしれませんが)ちょっと小さめのシャリだったのが、食べやすくて、量的にも良かったです。

そうそう、ご主人がね、実に口が立つ方で、お話が面白いの。それでいて、実にクレバーというか、節々に知識・教養が垣間見える方でねー。
お店の雰囲気も良いのですが、ご主人やスタッフさんがつくりだす空間が素敵なお店でした。

握り とろ

とろ|横浜 鮨 ふくじゅ

とろ|横浜 鮨 ふくじゅ

すんごーくやわらかいトロで、滑らか食感。
お醤油は、関ヶ原のたまり醤油とお店オリジナルのブレンドなんですって。ちょっと甘めのお醤油、お上品に仕上がってました。

握り 車エビ

車エビ|横浜 鮨 ふくじゅ

車エビ|横浜 鮨 ふくじゅ

大きくて肉厚の海老。シャリが完全に隠れてますでしょ。
味が濃厚、噛むたびに磯の香りが口の中に広がりましたよ。

握り カンパチとライム

カンパチとライム|横浜 鮨 ふくじゅ

カンパチとライム|横浜 鮨 ふくじゅ

なんていうか、サクッとした歯切れの良い食感。そして脂が乗っています。
上にはローズソルトがかかっていて、塩味と少々の甘みを感じます。さらにライムの香りが、ちょっと洋の感じもだしてくれていて、和洋折衷・融合の一品!

ここでちょっと、小休止。
御造り 盛り合わせ

御造り盛り合わせ|横浜 鮨 ふくじゅ

御造り盛り合わせ|横浜 鮨 ふくじゅ

右から時計回りに、赤貝、ヒラメ、大トロの3品。ドライアイスでスモーク焚かれて出てきました。
赤貝はコリコリ、ヒラメはサクッと感、大トロは滑らか、三者三様の味と食感。

もずく酢

もずく酢|横浜 鮨 ふくじゅ

もずく酢|横浜 鮨 ふくじゅ

もずく酢のお酢はそんなに尖がってなくて、マイルドな感じのお酢。
それにに加えて、白いのはホタテの菊花酢ですって。さらにこれはもう、アートですよ、蛇腹胡瓜。

カンパチの塩麹焼き 島らっきょう添え
あー!ゴメンナサイ...食い気に負けて、焼き物の写真を撮り忘れていました...ホントに申し訳ないです。
ふわっと焼きあがったカンパチ、脂が乗っていてメチャウマでしたよ。島ラッキョウはシャキッと食感が快感。

すずきのしゃぶしゃぶ・あらい準備|横浜 鮨 ふくじゅ

すずきのしゃぶしゃぶ・あらい準備|横浜 鮨 ふくじゅ

と、ここで何やら固形燃料とコンロが出てきました。
さらに氷水と擂り下ろされた胡麻。
スズキのしゃぶしゃぶとあらい

すずきのしゃぶしゃぶ・あらい|横浜 鮨 ふくじゅ

すずきのしゃぶしゃぶ・あらい|横浜 鮨 ふくじゅ

スズキと海ぶどうですって。夏場のスズキは太って美味しいんだそう。
しゃぶしゃぶにしても良し、そのまま氷水につけてあらいにしても良し、さらには、しゃぶしゃぶして、氷で締めても良し、です。

すずきのしゃぶしゃぶ|横浜 鮨 ふくじゅ

すずきのしゃぶしゃぶ|横浜 鮨 ふくじゅ

軽くしゃぶしゃぶするとふわっと食感、氷水につけたあらいだとサクッ・コリッの食感で、同じスズキなのに全然違う食感を楽しめます。

プチプチの海ぶどうも美味しい。
あとね、胡麻だれが濃いの。味も香りも濃厚で芳醇でした。

冷製茶碗蒸し

冷製茶碗蒸し|横浜 鮨 ふくじゅ

冷製茶碗蒸し|横浜 鮨 ふくじゅ

黄色いのはヤングコーンってすぐにわかりますけど、緑色は、なんとずんだなんですって! 仙台から関東に戻って、ここでずんだが出てくるって、なんかご縁ですね。
癖のない、優しいずんだでした。仄かに甘さも感じるくらいの味で、若いお豆さんなのかな。
蒸し物の中には、ゴロンと海老が一尾、隠れていました。

ここから再びのお寿司。
握り キングサーモンのマスカルポーネチーズ

キングサーモン|横浜 鮨 ふくじゅ

キングサーモン|横浜 鮨 ふくじゅ

大きいサーモン、味がしっかり濃厚。ここにマルカルポーネが乗ると、一気に洋になりますね。
チーズとシャリのお酢が喧嘩しないで、むしろマッチしているのですから、不思議です、絶妙です。

握り こはだ

こはだ|横浜 鮨 ふくじゅ

こはだ|横浜 鮨 ふくじゅ

なんか凄いオシャレよね、このネタのつくりかた。
結構、肉厚で脂が乗っていて、こはだって、こんなにお上品だったっけ?ってビックリしたくらいの逸品。

握り 金目鯛

金目鯛|横浜 鮨 ふくじゅ

金目鯛|横浜 鮨 ふくじゅ

静岡にご縁の深い我が家からしますと、金目鯛ってのは冬場が旬のイメージが強いのですが、産地によっては、この時期が旬のものもあるんですって。
すっごく脂の乗りが良くて、サクッとした食感も快感でした。
ご主人曰く、物流の進歩で、産地でなくても美味しく食べられるようになった魚の一つとのこと。確かに!

握り マグロ赤身

マグロ赤身|横浜 鮨 ふくじゅ

マグロ赤身|横浜 鮨 ふくじゅ

横浜のお寿司屋さんだから、三崎港あたりから仕入れているのかと思いきや、なんとアイルランド産なんですって。
この時期、一番美味しいのがアイルランド産だそうで、脂の量・赤身の食感と味が絶品なんだそう。
確かに味がしっかりで、トロに近いくらいのやわらかいマグロでした。

握り バフンウニ

バフンウニ|横浜 鮨 ふくじゅ

バフンウニ|横浜 鮨 ふくじゅ

ウニを味わってほしいから、海苔を巻かずにワサビもつけない、これがご主人のこだわりなんだそう。
口に入れた瞬間に溶けちゃいましたよ、ウニ。すっごーく深く濃厚なウニなんですけど、舌の上でトロトロとろ~っと、姿を変えていきました。

握り 穴子

穴子|横浜 鮨 ふくじゅ

穴子|横浜 鮨 ふくじゅ

ご主人が一番嫌いなネタなんですって。理由は仕込みが大変だから。確かに表面のヌルヌル取ったり、小骨を抜いたりとか、手間暇かかりますものね。
握る前に炙ってくださったので、香りが良いこと。そして、ふわっふわのやわらかい穴子、最高ですよ。
ご主人の愛が籠った一貫。

卵焼き

卵焼き|横浜 鮨 ふくじゅ

卵焼き|横浜 鮨 ふくじゅ

卵に加えて「いろいろ入れてる」そうです。
すっごい滑らかで、甘味もあって、なんかスイーツみたいでしたよ。

大和芋の赤だし

大和芋の赤出汁|横浜 鮨 ふくじゅ

大和芋の赤出汁|横浜 鮨 ふくじゅ

長芋じゃなくて大和芋、ここにこだわりがあるそうで、ご主人がいうには「とあるラーメン屋さんでヒントを得た」んだそう。
とっても粘り気が強いというか、まとまりが強くて、ボテッとした感じの摺り下ろされたお芋さん。
赤出汁は、香りも味も濃厚でした。

ザーサイと南瓜のお漬物

ザーサイとカボッチャのお漬物|横浜 鮨 ふくじゅ

ザーサイとカボッチャのお漬物|横浜 鮨 ふくじゅ

和食のお店でザーサイ、このアイディアが凄いワ! これがまた、ちゃんと馴染んでいるんですよ。
カボチャはコリッとした食感も残っていて、なかなかの絶品。

柚子とリンゴのシャーベット

柚子とリンゴのシャーベット|横浜 鮨 ふくじゅ

柚子とリンゴのシャーベット|横浜 鮨 ふくじゅ

リンゴの甘みと酸味、そこに柚子の香りが入って、さらに上にはライムが乗ってて、これを絞ると香りも味もより複雑に・深くなりました。
コレ単独で食べたら完全に洋なんですけど、だからと言って和食のお店の雰囲気と比べても、何も壊していないし、むしろマッチしてます。
香りも味も、スッキリ爽快! 〆にピッタリの逸品でした。

予約が無難です

ひゃー、もうね、これ凄いワ。
和食の・お寿司中心のコースなんですけど、その要素には和と洋と中と...全てが融合されていて、しかもそれが喧嘩しないで見事に調和されていました。

ご主人の頭のなかには、お店の雰囲気とお料理の見た目と香りと味とが、ぜーんぶイメージされていて、それがつくり出された結果のフルコース、ってことなのでしょう。
それに会話という、素敵な調味料も加わって、素敵な空間がつくり出されていました。
もうこれは料理人っていうよりは、クリエイターですよ、空間クリエイター!

できたばかりのお店ですけど、これはなんか、バズるかも!?そんな匂いがプンプン感じるお店でした。
予約を入れてから行くのが無難かと思います。

横浜 鮨 ふくじゅ(食べログ)

横浜 鮨 ふくじゅ(一休.com)

食べログや一休.comで予約可能です。
かなりお値段張りますが、記念日や何か良いことあったとき、自分へのご褒美などにおすすめですヨ。
お料理も雰囲気も会話も、満腹・満足、ごちそうさまでした♪

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