川崎でタンタンメンと言えば、コレ!
この春に、神奈川は川崎から杜の都仙台へと赴任した私。
別に生まれ育った土地という訳ではないのですが、十年以上も過ごした街、川崎はとーっても思い入れのある、大好きな街。
だから、お土産も東京土産・横浜土産ではなくて、川崎に所縁のあるものを買うように意識しているくらい。
住めば都ってワケでもないのですが、住み始めて二か月が過ぎましてこの街、仙台、実に住みやすい街と感じています。
コンパクトにまとまっていて、買い物とか便利だし、そんなに物価は高くないし、生活はしやすいです。
さすがに気温は寒いですけどね。
さてさて、そんな仙台の街になんと!川崎発祥のお店の分店があることを、とあるグルメサイトで教えていただいたのです!
その名は「元祖ニュータンタンメン本舗」。
なんだ担々麺か、そう思った方も多いかもしれません。あの、ひき肉と唐辛子が真っ赤なラー油に浮かぶ辛麺料理を思い浮かべる方は少なくないかと。
でも、この川崎発祥のニュータンタンメンは違うのです。確かにスープが赤くて、ひき肉も唐辛子も入っているけど、溶き卵を混ぜてマイルドに仕立てたもの。マイルドと言いつつ、ニンニクも効いていて、味にはパンチがある料理。
川崎では50年以上も愛されている、ソウルフードなのです。川崎でタンタンメンと言えば、このニュータンタンメンという方、川崎市民には多いんですよー。
私の主人が住んでいて、私自身も月に1,2度帰っているエリアにも、元祖ニュータンタンメン本舗 鹿島田店があり、よく行列ができています。
そんなニュータンタンメンが食べられるのは、仙台から少し南に行ったところにある長町というベッドタウン。
住宅街でショッピングモールもいくつかあって、そうですね、川崎市で表現したら武蔵小杉って感じかしら。
そんな長町駅のほぼ真上、北出口の2番出口を出て、回れ右したところにあるマンションの1Fにあるのが、こちらのお店。
うわー!自体が一緒~ぉ♪
チェーン店なんだから当たり前なんだけど、あまりの懐かしさで、見た瞬間、泣いちゃいそうでしたよ、あまりの感動で。
駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングなどを使用してくださいね。
懐かしい!癖になる味♪
まずは、入って右側にある券売機で食券を購入します。
現金のみで、クレジットカードや電子マネーは使用できません。
食券を買ったらスタッフさんに渡すのですが、その際に辛さを指定します。
ひかえめ・普通・中辛・大辛・めちゃ辛の5段階。私は普通しか食べたことがないのですが、今日も普通でお願いしてみました。
店内、厨房に沿ってカウンター席。
通路を挟んで、4人掛けのテーブル席もあります。
待つこと7分くらいで着丼、いっただっきまーす♪
・タンタンメン(860円:税込み)
そう、コレよ、これ!
所謂、”担々麺”とは違うでしょ♪ 真っ赤な海の中に溶き卵。
豚ガラ塩味ベースのスープに挽肉、ニンニク、玉子を絡ませています。ニンニクに加えて、粗挽き唐辛子でもパンチを効かせていて、結構、食べてインパクトのあるラーメンです。
パンチがありつつも、この卵がね、全体の味をマイルドにしてくれていて、絶妙なバランスに仕上がってますね。
麺は中太麺で、モチモチ食感。結構、食べ応えあります。
普通の辛さですけど、気づいたら、額から汗が出てきました。
下の上にピリリとくる辛さではないのですが、ジワリジワリと後から迫ってくる辛さですね。
これね、一度食べたらクセになる美味しさですよ。
・ご飯セット(半ライス+一口餃子3ケ:200円:税込み)
いやぁ、こんな素晴らしいセットがあったら、頼まないワケないじゃないですか。
ライスと餃子をちょっとずつ楽しめるなんて、最高じゃないですか。
一口餃子は薄皮ですけど、もっちり。
中の餡はふわっとしていてジューシーでしたよ。
ご飯は硬めの炊き上がり。
さて、ここで隣の席との間にあるアクリル板に目をやると、こんなチラシが。
「最後の一滴まで楽しむ方法!」ですって。
白米にスープをのせて「どんぶり風」。スープに白米を入れて「雑炊風」。
このニンニクの効いたスープとご飯、合うのよ、最高に合うのよ、ホントに。
私は、スープをご飯にかけて”どんぶり風”でいただきました。
だって、スープにご飯を入れたら、スープまで全部飲んじゃいそうなんですもの(笑)
あぁ、最高!
ひき肉でしょ、溶き卵でしょ、ニンニクでしょ、唐辛子でしょ、そして、このピリ辛スープでしょ、ぜーんぶご飯と合うの。
お肉の甘み、唐辛子の辛さ、溶き卵のやさしさ、ニンニクのパンチ、すべてが混ざり合って、味の宝石箱や~ぁ♪
ハイ、完食!
いやはやなんとも、遠く離れた仙台の地で、川崎のニュータンタンメンをいただけるなんて、し・あ・わ・せ。
今日は自主規制でビールを飲まなかったけど、この辛さはビールにピッタリ。
今度来たときは、ビールとニュータンタンメンにしよう、そう心に決めた私でした。
寂しくなって川崎を思い出したくなったら、このお店に来よう!そう思った私でした。
ごちそうさまでした。
コメント